主にチェンマイのトンボとチョウ、それにチェンマイの日常の写真
今年もRhinocypha arguta は健在
2013年11月12日に、チェンマイのチョウ屋さんとトンボ、チョウの生息地調査に出かけ、その時に見つけたのが今日撮りに行ったハナダカトンボ科Rhinocypha arguta だ。

このトンボがタイで最初に見つかったのは、ルーイ県のプークラドン(Phu Kradueng, Loei Province)だが、それ以外では数か所しか見つかっていない。

その理由を私なりに推測すると、まず出現期が極めて短い。

私がよく行く場所では、11月上旬から12月上旬の一か月ほどで、生息地の標高はスマホのアプリのアプリによると1300m。
ルーイ県のプークラドンでは、個体数が多いようだが、私が行く場所の個体数は極めて少なく、1~2頭。
非常に敏感で、人の気配を感じると飛び去ってしまう。

しかも、標高が1300mもある高地は、いつも晴れているわけではない。
だから、このトンボが見られるのは、11月上旬から12月上旬の晴れた日のみの極めて狭い場所。

こんなトンボなので、詳しい生態はわかっていない。
なので、まずは観察例を増やさなければならない。
観察例が増え、生態がわかってくれば、新たな生息地の発見につながるかも知れない。

昨年、シーズン終了間際に、生息地の木々や草が大量に伐採されてしまった。
その影響がどうなのか、今日行ってみた。

午前10時半、どこからともなく飛んで来た。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.15, 2017, Doi Saket, Chiang Mai

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.15, 2017, Doi Saket, Chiang Mai

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.15, 2017, Doi Saket, Chiang Mai

今日の結果を見ると、昨年の生息地の木や草の伐採は影響がないようだ。
しばらくこのまま、様子を見ることにする。

このトンボの♀は撮れていない。
個体数が1~2頭と極めて少ないので、これで個体数が増えれば言うことはないのだが。





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Rhinocypha arguta 再び
乾期になって初めての遠出。

狙いは乾期の極めて限られた期間しか見られないハナダカトンボ科 Rhinocypha aruta 。
このトンボがタイで最初に見つかったのは、ルーイ県のプー・クラドン(Phu Kradueng, Loei Province)だが、ここは標高1300mほどの山を4~5時間登らなければならない。

その後、チェンマイ近郊で一箇所(ここは行ったことがない)、数年前に偶然見つけた場所と、私が知っている限りタイでは三箇所しかない。

今回のような観察例が増えて生態がわかってくれば、さらに新たな産地が見つかる可能性は大きい。

午前10時10分、陽が差すようになったらどこからともなく飛んできた。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.4, 2016, Doi Saket, Chiang Mai
飛んで来たのは1♂のみ。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.4, 2016, Doi Saket, Chiang Mai
30分ほどして、太陽が雲の中に入ると、どこかへ飛んでいってしまう。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.4, 2016, Doi Saket, Chiang Mai

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.4, 2016, Doi Saket, Chiang Mai

午前9時半に着いて、昼前に撮影を終えるまでの撮影可能時間は1時間ほど。それだけ陽が差している時間が短い。
去年も撮っているので、数カット撮って撮影を終えた。

今日2♂見たが、一度に♂2頭が見られるのは珍しい。
ほとんどは♂一頭だけ。

去年の観察記録と、今日の記録から出現期は11月初旬から12月初旬までか。




番外編・北ベトナムのトンボ・ハナダカトンボ科 Heliocypha perforata perforata
北ベトナムで撮ったハナダカトンボをまとめた。

20160522#10WEB
ハナダカトンボ科 Heliocypha perforata perforata
May 22, 2016, Bac Giang, North Vietnam
ハナダカトンボの交尾時間は非常に短い。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha perforate Heliocypha perforata perforata
May 22, 2016, Bac Giang, North Vietnam
単独産卵。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha perforate Heliocypha perforata perforata
May 22, 2016, Bac Giang, North Vietnam
産卵しているEuphea sp.邪魔をしている R.perforataの♂。
意識的に邪魔をしているわけではなく、たまたまとまった所でEuphaeaが産卵していた。

20160522#13WEB
ハナダカトンボ科 Rhinocypha perforate Heliocypha perforata perforate
May 22, 2016, Bac Giang, North Vietnam
Euphaea とのツーショット。



台湾のトンボ
数日前に、ブログを見た台湾の邱 承宗さんからメールがあった。

邸さんもトンボの写真を撮っており、チェンマイにも何回か来たとのこと。
来年、邸さんがチェンマイに来た時には、私が撮影している場所を案内する約束をした。

邸さんはハナダカトンボ科、ヤンマ科のトンボに興味があり、2013年に発表されたハナダカトンボ Rhinocypha taiwanaの写真を送ってくれた。

詳しい生態などはまだわからないことが多いが、出現期はRhinocypha arguta とほぼ同じ。
とりあえずここで生態写真の比較をした。

RhinocyphaWEB.jpg
Rhinocypha taiwana (Wang & Chang, 2013) 撮影者:邱 承宗 氏

なお、Rhinocypha taiwana の写真は邱 承宗 氏の了解を得た上で掲載した。

今まで台湾にはトンボ仲間がいなかったので、こうしてトンボ仲間が増えたことは非常に喜ばしい。



Rhinocypha arguta 今年はこれで見納めか
今日もハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta の今年最後になるであろう撮影に出かけた。

現地到着、午前10時45分。
すでに狙いのハナダカトンボは飛んでいた。

20151129#1WEB
ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai

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砂泥質の細流。
ここで繁殖していると思われる。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai
右はAristocypha fenestrella ♂

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai
2♂同時に撮ったのは初めて。
いつもは1♂のみ。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai
R.arguta が静止していると、A.fenestrella がこのように攻撃(?)をしかける。

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ハナダカトンボ科 Rhinocypha arguta ♂
Nov.29, 2015, Doi Saket, Chiang Mai

R.arguta が飛んで来ると、ここにいる5、6頭のA.fenestrella が追いかけまわすので、なかなかとまらない。
A.fenestrella はR.arguta の撮影の邪魔になるので、撮影が終わるまでA.ffenestrella を隔離しようと思ったのだが、ちょっと不自然なのでやめた。

追い掛け回されるのも自然の営み。

追い掛け回されるのに嫌気がさしたかどうかはわからないが、午前11時半頃にR. arguta は飛び去ったので、撮影を終えた。



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